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文献概要
増刊号 血液・尿以外の体液検査法 21 腟・頸管分泌液
A.総論
著者: 牧野恒久1 斉藤優1 飯塚理八1
所属機関: 1慶應義塾大学医学部産婦人科学教室
ページ範囲:P.817 - P.820
文献購入ページに移動腟は,重層扁平上皮に覆われた,筒状の単純な構造物である.しかし,外陰と子宮・卵管の間を連絡するという解剖学的位置に存在し,交接器として,また子宮・卵管からの分泌物の排出通路として重要な役割を担っている.したがって,その分泌物からは腟内のみならず,子宮内や性ホルモンの状態などといった多くの情報が得られ,産婦人科学にとって重要な情報源の一つである.
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