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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻6号

1990年05月発行

文献概要

増刊号 血液・尿以外の体液検査法 22 膿汁

C.生化学検査

著者: 猪狩淳1

所属機関: 1琉球大学医学部保健学科保健技術学教室

ページ範囲:P.834 - P.835

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 膿汁は炎症性変化,特に化膿性炎症による産物であり,半液体状の,黄色〜黄緑色を呈し,主として白血球と血清から成る.膿汁中に含まれるいろいろな成分の分析に関する報告は微生物学的検査については多くあるが,生化学的成分については極めて少ない.血液,尿やその他の生体試料と異なり,生理的な体液ではなく,病的変化があって初めて産生される物質であることが,その大きな理由の一つであろう.
 そこで,最近報告された膿汁の生化学分析の論文を基に,膿汁の生化学的成分について述べることにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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