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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻6号

1990年05月発行

文献概要

増刊号 血液・尿以外の体液検査法 資料

ICP発光分析法による胃液中の金属の測定

著者: 竹内重雄1

所属機関: 1日本大学医学部化学教室

ページ範囲:P.890 - P.892

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はじめに
 正常人の生体内微量元素は動的平衡状態にあり,摂取量ならびに排出量が調節されているが,時としてその平衡関係は崩れ,微量金属欠乏ならびに過剰による障害を起こしている.微量金属の排出経路として尿,毛髪,胆汁,膵液などの消化液などがあり,その中の一つである胃液中にも金属が分泌されている.
 直接採取した胃液中の金属量の測定は食物などによる残存物質の影響が多いため,生理的分泌量を測定するためには不適である.そこで,胃液中の微量金属の測定には,ガストリン刺激による胃液酸度測定のための検査法を利用して分泌胃液中の金属量を測定する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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