icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻6号

1990年05月発行

文献概要

増刊号 血液・尿以外の体液検査法 資料

体液の電解質濃度の測定

著者: 桑克彦1

所属機関: 1筑波大学医療技術短期大学部

ページ範囲:P.899 - P.900

文献購入ページに移動
 体液電解質としてNa,K,Cl,Ca,P,Mgがよく測定される.いずれの項目も試料の特性から,希釈,溶解,抽出,除蛋白操作などの前処理を必要に応じて行う.用いる測定法は日常検査法によるが,血清や尿の場合に比べて測定濃度範囲が一定していないので,特に低濃度領域では,低濃度用の検量線を別に立てること,また測定系への干渉物質の混在も多いので,少なくとも測光系への影響が多い試料では,試料ブランクをとること,などが必要となる.したがって,自動分析法などで血清試料と同一に測定できないことがあるので,用手法の活用を図る.
 なお,項目によってはイオン電極法,特に希釈電位差法での測定も可能であるが,これについては別項「イオン電極法による体液試料の電解質測定における留意点」を参照.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら