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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻7号

1990年06月発行

文献概要

検査法の基礎

生体の物理量計測—〔3〕流量

著者: 堀川宗之1

所属機関: 1東海大学開発技術研究所

ページ範囲:P.941 - P.945

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サマリー
 生体の流量は,大きく液相に関する情報と気相に関する情報に分けられる.前者には血流や尿量などが,後者には呼吸流量が対応する.血流に関しては,心拍動に同期した拍動流として測定する場合と,単位時間の平均流量を求める場合とがある.電磁法や超音波ドプラ法を用いれば拍動流が測定できるが,希釈法やFick法では血管内や組織の平均流量しか求まらない.
 流体については一般的に,「圧力=流量×抵抗」の式が成り立ち,これらの物理量は循環系や呼吸系の病態を把握するうえに重要であるが,特に流量は圧力と並んで一次生体情報として欠かすことができない.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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