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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻7号

1990年06月発行

文献概要

検査法の基礎

尿試験紙法の精度管理

著者: 今井宣子1

所属機関: 1大阪大学医学部附属病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.947 - P.951

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サマリー
 尿試験紙法の精度管理の考えかたは,基本的には他の臨床検査と同じである.試験紙法の場合,扱うデータが数値ではなく定性値または半定量値であること,また尿は生理的変動が大きく,共存物質による影響も大きいことなど,固有の問題を有する.そこで,特に,検体,試験紙,測定条件などに関する注意が,精度管理以前の問題として重要となる.そのうえで,標準液による検定,コントロール尿の使用,陽性率チェック,矛盾チェック,コントロールサーベイへの参加などの精度管理法の導入が有効となる.さらに,教育,自動化,システム化も精度管理の一環として重要な要素である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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