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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻7号

1990年06月発行

文献概要

技術講座 病理

AIDSの解剖

著者: 若林とも1

所属機関: 1東京大学医科学研究所附属病院検査部

ページ範囲:P.971 - P.974

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サマリー
 AIDS患者の解剖を行うとき,剖検者が身につけるものは原則としてすべてディスポーザブルとし,素肌をまったく出さないようにする.防水加工の作業衣,マスク,ゴーグル,帽子,靴カバーをそれぞれ着用し,手袋を通常より多めに装着して,さらにビニール製の前当てとアームカバーをする.
 遺体からの汚物はすべて解剖室内で消毒し,そのままの状態で下水へ流したり室外へ出したりしないようにする.液状汚物の消毒には0.5%の次亜塩素酸ソーダ溶液を用い,固形性汚物の消毒はオートクレーブで行う.液状汚物を加えた次亜塩素酸ソーダ溶液の最終濃度は0.25%程度を下回らないようにする.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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