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技術講座 病理
AIDSの解剖
著者: 若林とも1
所属機関: 1東京大学医科学研究所附属病院検査部
ページ範囲:P.971 - P.974
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AIDS患者の解剖を行うとき,剖検者が身につけるものは原則としてすべてディスポーザブルとし,素肌をまったく出さないようにする.防水加工の作業衣,マスク,ゴーグル,帽子,靴カバーをそれぞれ着用し,手袋を通常より多めに装着して,さらにビニール製の前当てとアームカバーをする.
遺体からの汚物はすべて解剖室内で消毒し,そのままの状態で下水へ流したり室外へ出したりしないようにする.液状汚物の消毒には0.5%の次亜塩素酸ソーダ溶液を用い,固形性汚物の消毒はオートクレーブで行う.液状汚物を加えた次亜塩素酸ソーダ溶液の最終濃度は0.25%程度を下回らないようにする.
AIDS患者の解剖を行うとき,剖検者が身につけるものは原則としてすべてディスポーザブルとし,素肌をまったく出さないようにする.防水加工の作業衣,マスク,ゴーグル,帽子,靴カバーをそれぞれ着用し,手袋を通常より多めに装着して,さらにビニール製の前当てとアームカバーをする.
遺体からの汚物はすべて解剖室内で消毒し,そのままの状態で下水へ流したり室外へ出したりしないようにする.液状汚物の消毒には0.5%の次亜塩素酸ソーダ溶液を用い,固形性汚物の消毒はオートクレーブで行う.液状汚物を加えた次亜塩素酸ソーダ溶液の最終濃度は0.25%程度を下回らないようにする.
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