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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻8号

1990年07月発行

文献概要

技術講座 一般

寄生虫卵の検査法

著者: 肥塚卓三1 原達雄1 中恵一2

所属機関: 1大阪市立大学医学部附属病院中央臨床検査部 2大阪市立大学医学部臨床検査医学教室

ページ範囲:P.1055 - P.1062

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サマリー
 環境衛生や食品衛生などの向上により,日常生活の諸条件が改善され,寄生虫性疾患は減少し撲滅したように思われているが,精力剤と称して獣肉類や川魚類などを生食する流行などから,今日でも十分に増加する危険性は考えられる.このような実情の中で,寄生虫(虫卵や嚢子など)を確実に検出できる簡易な検査法を選択し採用することによって自施設で検出が可能となる.その検査法の一つはセロファン厚層塗抹法であり,人体の寄生虫卵(原虫類などを除く)のほとんどが確認できる.また,カバーグラス薄層塗抹法,カバーグラス超薄層塗抹法も併用することによって,虫卵の検出率はより高くなる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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