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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻8号

1990年07月発行

文献概要

検査技師のための新英語講座・31

発表(その2)

著者: 今井宣子1

所属機関: 1大阪大学病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.1074 - P.1075

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 英文編集者:演説の準備をするとき長い文章は避けよというのが,私の実践的な助言です.たくさんのハイフンでつながった長い語句は,話を聞いている人にとって意味を理解することが困難です.“lectininduced lymphokine-activated killer cells”と言わずに,“killer cells first induced with a lectin and then activated with a lymphokine”と言いなさい.第8回目の会話のとき,三つ以上の修飾語が名詞に先行することはできないということを言いました.これは書くときに重要なことですが,話すときにはなおいっそう重要です.私たちは,もし書いてあることが最初わからなければ,もう一度読むということができます.しかし,話をする人のためには即時再生装置がありません.もう一つ大きく違うのは,科学論文で許されている繰り返しの量と演説で許されている繰り返しの量です.論文の場合,繰り返しはほとんど許されていません.論文の最も重要な点だけについては,そこを強調するために繰り返してもかまいません.演説の場合は,まるっきり状況が違います.繰り返しはぜひとも必要です.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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