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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻8号

1990年07月発行

文献概要

検査ファイル

〈用語〉人畜共通寄生虫

著者: 宮本健司1

所属機関: 1旭川医科大学寄生虫学教室

ページ範囲:P.1088 - P.1089

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 人畜共通寄生虫とは人畜共通感染症(zoonoses)の病原体で,このほかにウイルス,クラミジア,リケッチア,細菌,真菌が含まれる.このzoonosesは1958年WHO/FAO専門委員会で「脊椎動物と人との間を自然に移行しうるすべての病気または感染」と定義された1).ちなみにその病原体総数は103種.
 寄生虫には①ヒトのみを終宿主,②ヒトや多くの脊椎動物を終宿主,③脊椎動物を終宿主とするのでヒトに感染しても成虫に発育できない種類があって,後二者を人畜共通寄生虫という.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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