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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻9号

1990年08月発行

文献概要

技術講座 細菌

黄色ブドウ球菌のエンテロトキシンおよびtoxic shock syndrometoxin-1の検出

著者: 五十嵐英夫1

所属機関: 1東京都立衛生研究所微生物部

ページ範囲:P.1185 - P.1190

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サマリー
 ブドウ球菌感染症の一つとして,toxic shock syndromeが提唱された.本疾病の原因は黄色ブドウ球菌の産生するTSS toxin-1やブドウ球菌エンテロトキシンであろうと考えられている.最近の研究によれば,これらの毒素は,ヒトを含めた種々の動物の生体防御系に深くかかわっており,そのことが本疾病の発症と関連しているのではないかと推測されている.今後,この方向の研究が飛躍的に発展することが期待されている.
 本稿では,臨床材料由来黄色ブドウ球菌のこれら毒素の試験法と疫学への利用について記述した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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