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〈項目〉ペプシンとペプシノーゲン
著者: 姫野誠一1 黒川正典2
所属機関: 1市立芦屋病院内科 2市立池田病院内科
ページ範囲:P.1216 - P.1217
文献購入ページに移動ペプシン(PP)は胃液中の胃酸存在下に蛋白分解活性が発揮される強力な消化酵素であるが,胃酸とともに消化性潰瘍発生における攻撃因子の一つとしても重要である.その前駆体であるペプシノーゲン(PG)は主に胃体部主細胞から胃内腔に分泌し,その約1%が血中に逸脱する.したがって,血中PGレベルは胃粘膜内合成量と密接に関連して胃分泌能や粘膜萎縮の程度を反映していると考えられている.
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