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〈項目〉トロンビン・アンチトロンビンIII複合体
著者: 佐藤猛1 福武勝幸1
所属機関: 1東京医科大学臨床病理学教室
ページ範囲:P.1218 - P.1219
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トロンビン・アンチトロンビンIII複合体(TAT)とは,血液凝固過程の進行により活性化されるトロンビンと,その生理的インヒビターであるアンチトロンビンIII(AT III)とのアシル複合体である(図1).このTATは凝固反応において生成されるトロンビンの量を反映するもので,これを測定することにより凝固亢進状態を早期に知ることができると考えられている.
トロンビン・アンチトロンビンIII複合体(TAT)とは,血液凝固過程の進行により活性化されるトロンビンと,その生理的インヒビターであるアンチトロンビンIII(AT III)とのアシル複合体である(図1).このTATは凝固反応において生成されるトロンビンの量を反映するもので,これを測定することにより凝固亢進状態を早期に知ることができると考えられている.
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