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文献詳細

雑誌文献

検査と技術18巻9号

1990年08月発行

文献概要

検査ファイル

〈試薬〉尿の防腐剤

著者: 宮地登三1 内田壱夫1

所属機関: 1京都医科学研究所

ページ範囲:P.1220 - P.1221

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 尿中の成分を検査するとき,まず考慮しなければならないのは,細菌による成分変化である.尿には感染症でなくとも多種類の常在菌が存在し,女性では会陰部由来の汚染菌が尿に混入する場合がある.
 尿は非常に良好な培地であり1),検査するまでに長時間放置される場合や,1日尿のように24時間以上放置される場合は,細菌から成分を保護するために防腐が必要である.しかし,現状では尿の防腐についてあまり注意されておらず,防腐剤についても性状や特徴が知られずに用いられている.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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