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文献詳細

雑誌文献

検査と技術19巻1号

1991年01月発行

文献概要

病気のはなし

気管支喘息

著者: 佐々木憲二12

所属機関: 1東邦大学大橋病院呼吸器診断部 2東邦大学大橋病院第4内科

ページ範囲:P.6 - P.13

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サマリー
 気管支喘息は,可逆的な気道収縮とそれによる喘鳴が特徴である.その気道収縮は,気道を通じて侵入したアレルゲンが,感作によってあらかじめ作られていた抗体にとらえられ,肥満細胞の膜に作用して,気道収縮物質を放出して,迷走神経末端(咳レセプター)を刺激したり,直接作用で気道平滑筋が収縮することによる.
 このようなアレルギー反応は,体質によるが,だんだんに気道収縮性を獲得して,成年期以後に発症することもあり,繰り返す気道上皮の刺激が収縮閾値を下げるためと考えられる.その他,喘息の様々の型や未解決な問題点,検査上の注意や,治療法について論じた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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