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技術講座 生理
循環器領域における超音波検査の進めかた—[1] 心エコー図
著者: 増田喜一1
所属機関: 1国立循環器病センター生理機能検査部
ページ範囲:P.43 - P.48
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なんら患者に侵襲を与えることなく,簡便に心臓の形態や動態がわかる心エコー図検査は,最近の超音波検査装置の急速な進歩も手伝い,循環器領域においてはいまやなくてはならない検査法の一つになってきた.中でも,断層心エコー図検査は心疾患の診断には不可欠であり,形態や機能診断を行う場合の代表的な方法である.ところが,心臓疾患に対する診断精度が飛躍的に向上した反面,超音波の基本的な原理,特徴などの理解不足のためにアーチファクトなどのゴーストエコーを誤って判定し,正確な診断の妨げとなる場合も少なくない.したがって,より的確な情報を得るためには,心エコー図法の基礎的な知識,操作法などをマスターしておく必要がある.
なんら患者に侵襲を与えることなく,簡便に心臓の形態や動態がわかる心エコー図検査は,最近の超音波検査装置の急速な進歩も手伝い,循環器領域においてはいまやなくてはならない検査法の一つになってきた.中でも,断層心エコー図検査は心疾患の診断には不可欠であり,形態や機能診断を行う場合の代表的な方法である.ところが,心臓疾患に対する診断精度が飛躍的に向上した反面,超音波の基本的な原理,特徴などの理解不足のためにアーチファクトなどのゴーストエコーを誤って判定し,正確な診断の妨げとなる場合も少なくない.したがって,より的確な情報を得るためには,心エコー図法の基礎的な知識,操作法などをマスターしておく必要がある.
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