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文献詳細

雑誌文献

検査と技術19巻1号

1991年01月発行

文献概要

けんさ質問箱

Q 一般検査での脳脊髄液中細胞の表記について

著者: 稲垣清剛1 K.I.

所属機関: 1安城更生病院臨床検査技術科

ページ範囲:P.91 - P.93

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 脳脊髄液の検査で当検査室では細胞数はフックス-ローゼンタール計算盤を使って全区画をカウントして/3μlで結果を出し(染色はサムソン液),細胞種類は単核と多核に分けて記入しています,また,30個/3μl以上細胞数があった場合は,トミー製の細胞集積器で1,000rpm・3分間の遠心処理をし,メイ-ギムザ染色後に単核と多核の比を記入しています.一般的には,単核はリンパ球,多核は好中球のことが多いのですが,検体によっては好酸球,単球,好塩基球,組織球,形質細胞,上皮細胞,腫瘍細胞など多様な細胞を見る場合があります.現在,私たちは,単核・多核の比で出した値のほかに,組織球(あり),好酸球(+)などの注意書きを加えていますが,血液,細胞診の知識の乏しい一般検査室としてどの程度まで伝票に記入したらよいのか迷っています.ご教示ください.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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