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文献詳細

雑誌文献

検査と技術19巻10号

1991年09月発行

文献概要

技術講座 生化学

純水の管理

著者: 正路喜代美1

所属機関: 1埼玉県立がんセンター臨床検査部

ページ範囲:P.823 - P.827

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サマリー
 純水は,臨床検査試薬の調製や器具,機器の洗浄に必須であり,要求される純度は用途により異なってくる.以前は,蒸留水またはイオン交換水を,あるいは両者を併用して純度を高めていた.最近は逆浸透法による水の精製が中心となり,これにイオン交換法やメンブランフィルターを併用して純水度を高めている.少容量型のコンパクト設計から配管式まで,純水化システムがモジュール化されていて,要求される純度と使用量に合わせて設計できる.原水の硬度に対応した前処理設計も重要である.使用による比抵抗の低下や各モジュール内の目詰まりが保守管理の対象となる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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