文献詳細
文献概要
技術講座 微生物
Polymerase chain reactionを用いたMRSAの判定
著者: 徳江豊1
所属機関: 1東北大学抗酸菌病研究所内科
ページ範囲:P.835 - P.839
文献購入ページに移動サマリー
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の判定は,薬剤感受性試験で行われている.しかしMRSAの耐性機序とその特性を考えると問題があり,MRSAの判定はMRSA-PBP遺伝子の検出をもって行うのが望ましい.今までは,MRSA-PBP遺伝子の検出はSouthern blot法で行われていたが,一般の検査室では利用しにくかった.ここでは,それに代わりうるpolymerase chain reaction(PCR)法を用いたMRSAの新しい判定法に関して,その実際と有用性について述べた.
メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)の判定は,薬剤感受性試験で行われている.しかしMRSAの耐性機序とその特性を考えると問題があり,MRSAの判定はMRSA-PBP遺伝子の検出をもって行うのが望ましい.今までは,MRSA-PBP遺伝子の検出はSouthern blot法で行われていたが,一般の検査室では利用しにくかった.ここでは,それに代わりうるpolymerase chain reaction(PCR)法を用いたMRSAの新しい判定法に関して,その実際と有用性について述べた.
掲載誌情報