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技術講座 一般
免疫学的便潜血反応の自動分析
著者: 南義弘1 山本慶和1
所属機関: 1天理よろづ相談所病院臨床病理部
ページ範囲:P.845 - P.849
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便潜血反応検査は消化管出血の検出に古くから利用され,免疫学的方法の開発は大腸癌検診の普及に貢献しているが,定性法での陽性,陰性の判定は測定法によって異なり検出感度,特異性について問題があった.免疫学的ラテックス凝集を原理とする便ヘモグロビンを定量する自動分析装置(OCセンサー)が最近開発され,集団検診を中心に利用され始めてきた.この装置の概要および測定上の注意点を述べるとともに,定量化によって明らかとなった便潜血検査の問題点および臨床的意義を解説した.
便潜血反応検査は消化管出血の検出に古くから利用され,免疫学的方法の開発は大腸癌検診の普及に貢献しているが,定性法での陽性,陰性の判定は測定法によって異なり検出感度,特異性について問題があった.免疫学的ラテックス凝集を原理とする便ヘモグロビンを定量する自動分析装置(OCセンサー)が最近開発され,集団検診を中心に利用され始めてきた.この装置の概要および測定上の注意点を述べるとともに,定量化によって明らかとなった便潜血検査の問題点および臨床的意義を解説した.
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