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文献詳細

雑誌文献

検査と技術19巻10号

1991年09月発行

文献概要

検査ファイル

機器●RSウイルス検出キット

著者: 目黒英典1

所属機関: 1帝京大学市原病院小児科

ページ範囲:P.864 - P.865

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はじめに
 RSウイルス(respiratory syncytial virus;RSV)は,毎年12〜2月に大きな流行を起こすRNA型冬かぜウイルスであるが,学童や成人では普通感冒や高熱を伴わない気管支炎程度に終わることが多いため,小児科以外の医療従事者の関心は低く,一般社会人はほとんど知らない病原体である.しかし,乳幼児では冬季に肺炎や急性細気管支炎を起こす最も重要な病因である.RSウイルスはまた,小児病棟において院内感染をきたしやすく,患者の迅速診断はその防止のうえでも重要である.迅速性,症例ごとに個別に行える,特別な機器を必要としない,という点で最も実用的であるRSVテストパックTMを中心に述べる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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