文献詳細
文献概要
検査法の基礎
Fmθの出現機序
著者: 水木泰1 山田通夫1
所属機関: 1山口大学医学部神経精神医学教室
ページ範囲:P.905 - P.909
文献購入ページに移動サマリー
精神活動と脳波活動に関する研究はHans Bergerがヒトの脳波を記録して以後,時を経ずして始められた.それらのなかで,frontal midline theta activity(Fmθ)の研究は主に日本で行われ,種々の特徴が明らかにされてきた.精神作業中に出現するFmθの一般的事項ばかりでなく,その生物学的側面についても紹介した.また波形の類似性から,精神作業時のFmθ,睡眠時のθリズム,睡眠紡錘波が同一の出現機序を有している可能性についても述べた.
精神活動と脳波活動に関する研究はHans Bergerがヒトの脳波を記録して以後,時を経ずして始められた.それらのなかで,frontal midline theta activity(Fmθ)の研究は主に日本で行われ,種々の特徴が明らかにされてきた.精神作業中に出現するFmθの一般的事項ばかりでなく,その生物学的側面についても紹介した.また波形の類似性から,精神作業時のFmθ,睡眠時のθリズム,睡眠紡錘波が同一の出現機序を有している可能性についても述べた.
掲載誌情報