icon fsr

文献詳細

雑誌文献

検査と技術19巻11号

1991年10月発行

文献概要

技術講座 血液

May-Giemsa(Wright-Giemsa)染色

著者: 小宮正行1 古沢新平2

所属機関: 1獨協医科大学病院臨床検査部 2獨協医科大学第三内科

ページ範囲:P.931 - P.933

文献購入ページに移動
サマリー
 May-Grunwald染色およびWrlght染色(ことに前者)は,顆粒の染色性は良好だが核の染色性が不良で,一方Giemsa染色は逆に核の染色性は良好だが顆粒の染色性が不十分である.そこで両者を組み合わせたMay-Giemsa染色あるいはWright-Giemsa複染色は,各単染色の欠点を補い合った理想的な普通染色法として日常的に用いられている.種々の近代的な血液学的検査法が開発されつつある今日でも,血液および骨髄塗抹普通染色標本から得られる情報の多さと重要性は変わらないが,それには本染色に関する原理と正しい技術をあらためて認識しておくことが必要である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら