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文献詳細

雑誌文献

検査と技術19巻11号

1991年10月発行

技術講座 生理

甲状腺の超音波検査の進めかた

著者: 高梨昇1 南里和秀1 小林久雄1 久保田光博2

所属機関: 1東海大学医学部附属病院中央臨床検査センター 2東海大学医学部第二外科

ページ範囲:P.939 - P.944

文献概要

サマリー
 甲状腺癌,乳癌の発生率は年々上昇しており,これら表在性疾患の診断には超音波検査は必要不可欠な検査法として定着している.本稿では,甲状腺の超音波検査に必要な音響カプラーの使用上の注意点,画像の表示方法,解剖学など,初めて甲状腺を検査する方にもわかりやすく解説した.びまん性甲状腺疾患や甲状腺腫瘍など典型的な甲状腺疾患の超音波像についても特徴的所見を掲載した.また,診断基準や超音波用語の混同を避けるためにも,甲状腺腫瘍の分類は甲状腺癌取扱い規約を,超音波性状は日本超音波医学会の甲状腺腫瘍の診断基準案に準じ,いずれも現段階で最も新しい分類を掲載したので検査の際に参考としていただければ幸いである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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