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腹部大動脈瘤は,閉塞性動脈硬化症とともに動脈硬化性変化の終末像とされている.この病態は壁の肥厚や内腔の狭窄といった通常の動脈硬化性変化と異なり,破裂という重篤な病態に至る可能性を秘めているため,破裂頻度や破裂に至る拡張進展様式の解明が待たれている.
近年超音波診断装置(US)やX線CTが日常の診療に取り入れられ,腹部大動脈瘤の大きさに関する術前評価が正確になってきている.これを基に瘤の最大横径と破裂との関連が報告され,現在では手術適応の基準を瘤径が5〜6cm以上の場合としている施設が多い.
近年超音波診断装置(US)やX線CTが日常の診療に取り入れられ,腹部大動脈瘤の大きさに関する術前評価が正確になってきている.これを基に瘤の最大横径と破裂との関連が報告され,現在では手術適応の基準を瘤径が5〜6cm以上の場合としている施設が多い.
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