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文献詳細

雑誌文献

検査と技術19巻11号

1991年10月発行

文献概要

検査ファイル

試薬●coupling medium(伝達物質)

著者: 南里和秀1

所属機関: 1東海大学医学部附属病院中央臨床検査部

ページ範囲:P.960 - P.962

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はじめに
 従来,乳房,甲状腺などの体表臓器の超音波検査には,機械式アークスキャンが使用されていた.しかし,水槽の脱着,脱気水作製の手間,頸部に与える水槽の圧迫感,検査時間の延長などの問題があり,現在ではリニア電子スキャンやセクタスキャン装置が普及している.電子走査型探触子は比較的大きいため,体表に直接接触させただけでは接触が悪く良好な画像が得られないことが多い.通常体表臓器の検査や体表面への密着性が悪いやせた老人,アーチファクトの影響や焦点距離の問題,あるいは解剖学的な形状の点から探触子と皮膚との問には伝達物質(coupling medium)として音響カプラーを用いることが多くなってきている(図1).

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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