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文献詳細

雑誌文献

検査と技術19巻12号

1991年11月発行

文献概要

明日の検査技師に望む

授業計画(シラバス)のすすめ

著者: 河野均也1

所属機関: 1日本大学医学部臨床病理学教室

ページ範囲:P.1018 - P.1018

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 日本国中,学校以外の場所—いわゆる学習塾—での勉強は年々若い年齢に移行し,有名幼稚園へ入るための塾まであると聞きます.高等学校までの勉強はただひたすら有名大学へ入ることだけを目標としているように見えます.大学ではそれまでに果たせなかった青春を謳歌することに一生懸命で,学校の講堂はいつも閑古鳥が鳴くという状況はどこの大学でもみられることのようです.その結果,高校までは世界中から認められている教育程度の高さが,大学では欧米とはまったく逆転してしまうという現象が産み出されているように思います.臨床検査技師学校では,文系の大学ほどひどくはないと思いますが,果たして学生さんたちは講義に満足しているのでしょうか.大変疑問があるように見えます.
 本欄は「明日の検査技師に望む」という欄ですが,少し話題の方向を変えて「明日の検査技師を育てられている教官の方々」へ語りかけてみたいと思います.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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