文献詳細
文献概要
技術講座 生化学
アンモニア消去系尿素窒素測定法
著者: 植田康樹1 林貞夫1
所属機関: 1大阪大学医学部附属病院中央臨床検査部
ページ範囲:P.1019 - P.1022
文献購入ページに移動サマリー
現在,ウレアーゼを用いる尿素窒素測定法がいくつか使用されているが,いずれもウレアーゼによって生成したアンモニアを定量するために,もともと試料中に存在するアンモニアの影響を受ける欠点があった.しかし,アンモニア消去反応をウレアーゼ-GLDH系に共役させることによって,内因性アンモニアの影響を受けず正確な尿素窒素の測定が可能になった.ここでは,この測定法の実際の測定例を中心にアンモニア消去反応について記述した.
現在,ウレアーゼを用いる尿素窒素測定法がいくつか使用されているが,いずれもウレアーゼによって生成したアンモニアを定量するために,もともと試料中に存在するアンモニアの影響を受ける欠点があった.しかし,アンモニア消去反応をウレアーゼ-GLDH系に共役させることによって,内因性アンモニアの影響を受けず正確な尿素窒素の測定が可能になった.ここでは,この測定法の実際の測定例を中心にアンモニア消去反応について記述した.
掲載誌情報