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技術講座 生理
乳房の超音波検査の進めかた
著者: 佐久間浩1
所属機関: 1(財)癌研究会附属病院中央検査部超音波室
ページ範囲:P.1041 - P.1046
文献購入ページに移動サマリー
長年にわたり触診とマンモグラフィーに頼ってきた乳房疾患の診断に,近年超音波検査が積極的に取り入れられ,良好な診断成績を得ている.石灰化の描出能は当然ながらマンモグラフィーに軍配が上がるものの,腫瘤の描出能は超音波検査の方が優れており,とりわけ乳腺の厚いdense breastや妊娠授乳期乳房に対しては必須の検査法となった.われわれは本法のメリットを十二分に活かして,臨床診断の決定にできるだけ有用な検査データを提供しなければならない.本稿では乳房超音波検査の進めかたと,検査を行う際に理解しておかなければならない代表的な乳房疾患について解説する.
長年にわたり触診とマンモグラフィーに頼ってきた乳房疾患の診断に,近年超音波検査が積極的に取り入れられ,良好な診断成績を得ている.石灰化の描出能は当然ながらマンモグラフィーに軍配が上がるものの,腫瘤の描出能は超音波検査の方が優れており,とりわけ乳腺の厚いdense breastや妊娠授乳期乳房に対しては必須の検査法となった.われわれは本法のメリットを十二分に活かして,臨床診断の決定にできるだけ有用な検査データを提供しなければならない.本稿では乳房超音波検査の進めかたと,検査を行う際に理解しておかなければならない代表的な乳房疾患について解説する.
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