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文献詳細

雑誌文献

検査と技術19巻12号

1991年11月発行

文献概要

検査ファイル

項目●赤血球沈降

著者: 工藤秀機1

所属機関: 1都立墨東病院輸血科

ページ範囲:P.1059 - P.1061

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 1918年スウェーデンの医師Fahraeusが妊娠の早期診断法を探しているうち,血漿中にある赤血球の沈降速度が妊娠時に変化することを見つけ,さらに多くの他の疾患においても沈降速度の増すことに気づき,これを臨床検査に用いたのが最初で1),その後,諸家によって測定法が工夫され,Westergren法2),Wintrob-Landsberg法3),微量法,傾斜法などの測定方法が登場してきた.1973年ICSH(International Committee for Standardization in Hematology)は測定法の標準化を図るため,Westergren法の1時間値測定法を国際標準法と定めた.その詳細は文献4)に記載されている.したがって,ここでは代表的検査法としてWestergrenの国際標準法を取り上げた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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