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機器●X線マイクロアナライザー
著者: 菊地文史1
所属機関: 1杏林大学医学部病理学教室
ページ範囲:P.1064 - P.1065
文献購入ページに移動 1913年,Moseleyは原子番号とその元素に特有なX線(特性X線)の波長との間の関係について述べ,特性X線を検出することによりこのX線に対応する特定の元素が検出されることを示した1).この後Hamosによりマイクロアナライザーの原型が設計された2).
さらにX線マイクロアナライザーはX-ray energy dispersion spectrometer(X線エネルギー分光器)の出現により特性X線の波長ではなく,エネルギー(特性X線エネルギー)を分析の対象とした.このことにより分析の操作が容易になり,さらには定性的分析のみならず定量的分析をも容易にしたのである.
さらにX線マイクロアナライザーはX-ray energy dispersion spectrometer(X線エネルギー分光器)の出現により特性X線の波長ではなく,エネルギー(特性X線エネルギー)を分析の対象とした.このことにより分析の操作が容易になり,さらには定性的分析のみならず定量的分析をも容易にしたのである.
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