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文献詳細

雑誌文献

検査と技術19巻12号

1991年11月発行

トピックス

toxic shock syndrome

著者: 齋藤英昭1

所属機関: 1東京大学医学部第一外科

ページ範囲:P.1082 - P.1083

文献概要

 1978年,Toddら1)は発熱,低血圧,臓器不全,皮膚発赤と落屑などの類似の症状を持つ7名の小児をトキシックショック症候群(toxic shock syndrome;TSS)として報告し,この病態が黄色ブドウ球菌と関連していることを示唆した.1980年代に入ると米国でタンポンを使用していた月経中の若い女性に同様の症候群が発症した.その後,月経と無関係の黄色ブドウ球菌感染症によるTSSも注目されるようになり,特にわが国ではメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)による感染症の増加もあって,これによるTSSが新たな問題としてクローズアップされている2)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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