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文献詳細

雑誌文献

検査と技術19巻13号

1991年12月発行

検査法の基礎

HBs抗原サブタイプ

著者: 小林万利子1

所属機関: 1虎の門病院肝臓研究室

ページ範囲:P.1103 - P.1107

文献概要

サマリー
 HBs抗原サブタイプは,HBs抗原粒子上の共通抗原Re,aおよび抗原決定基であるd,y,w,rのいわゆるmutually exclusiveな関係から,基本的にはadr,adw,ayr,aywに分類されている1,2).このHBs抗原サブタイプにより世界の民族起源,民族移動などのエコロジーが考えられるほかに感染経路が推察されていたが,近年ELISA法による検出感度が向上し,adwr,adyrなどといった従来の4種以外のサブタイプも存在することが判明し,e抗原陰性化率および臨床学的に重要な意味を持つこととなった.今回は,この臨床的意義につきまとめてみた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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