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文献詳細

雑誌文献

検査と技術19巻13号

1991年12月発行

文献概要

生体のメカニズム・12

悪性腫瘍と免疫機構

著者: 浅川英男1 山口稽子1

所属機関: 1東京理科大学薬学部

ページ範囲:P.1171 - P.1173

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はじめに
 極めてまれではあるが,癌の自然治癒が報告されたことが発端となって,生体には癌に対して生体防御機構があるのではないかと考えられるようになった.しかし癌細胞といえども,もとは1個の正常細胞から発生したものであって,なんらかのきっかけで癌に変わる.生体は,もし癌細胞を異物と認めれば排除に乗り出し,正常に戻ろうとする働きを持っている.その正常に戻ろうとする働きは近年生体の持つ免疫能に基づくものとして考えられてきている.以下それらの点について述べてみたい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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