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文献詳細

雑誌文献

検査と技術19巻13号

1991年12月発行

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トピックス

Chlamydia trachomatisの母子感染

著者: 中田博一1

所属機関: 1旭中央病院小児科

ページ範囲:P.1180 - P.1182

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1.クラミジアについて
 Chlamydiaは細胞がないと生活できない偏性細胞寄生菌である.かつてはウイルスの一種と考えられていたが,現在はライフサイクルがウイルスとは本質的に異なるため1),グラム陰性球菌に分類されている.Chlamydia属は,性感染,母子感染の原因菌となるChlamydia trachomatis,オーム病の原因菌であるChlamydia psittaci,1990年新しい種として承認されたヒトからヒトへ伝播し小児・成人に気道感染症をきたすChlamydia pneumoniae(TWAR株)の3つの種からなる.このうち今回は,Chlamydia trachomatisによる母子感染について解説する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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