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技術講座 免疫
クリオグロブリンとクリオフィブリノーゲンの臨床検査
著者: 尾形正裕1 𠮷田浩1
所属機関: 1福島県立医科大学附属病院検査部
ページ範囲:P.125 - P.129
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寒冷沈殿性を示す血漿蛋白のうち,寒冷暴露時に起こる生体の異常反応を呈する背景の一つとして,クリオグロブリンが血中に検出される際の臨床的意義,その臨床検査の流れと注意点について詳述した.クリオフィブリノーゲンについては,必ずしも臨床検査としての明確な位置づけがなされていない現状を踏まえて,凝固亢進状態を把握するマーカーの一つである可溶性フィブリン単体複合体を,その寒冷沈殿性から検出するものとして概説した.
寒冷沈殿性を示す血漿蛋白のうち,寒冷暴露時に起こる生体の異常反応を呈する背景の一つとして,クリオグロブリンが血中に検出される際の臨床的意義,その臨床検査の流れと注意点について詳述した.クリオフィブリノーゲンについては,必ずしも臨床検査としての明確な位置づけがなされていない現状を踏まえて,凝固亢進状態を把握するマーカーの一つである可溶性フィブリン単体複合体を,その寒冷沈殿性から検出するものとして概説した.
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