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技術講座 生理
循環器領域における超音波検査の進めかた—[2]先天性心疾患
著者: 重田裕司1
所属機関: 1兵庫県立尼崎病院研究検査部
ページ範囲:P.145 - P.149
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先天性心疾患は単純な心内奇形から複雑な心内奇形まで多彩であるが,解剖学的な原則に忠実であれば,後天的な心疾患よりも病態を容易に判断することができる.たとえ複雑な心内奇形であっても,そのほとんどは心房中隔と心室中隔の異常の組み合わせであり,あとは大血管とその接合部の異常である.心断層エコー図はそれら解剖学的異常を簡単かつ明瞭に種々の方向から観察・評価することができる.本稿では,先天性心疾患の超音波検査を実施するに当たり,その基本的な考えかた—①心臓原器,②心臓各部の形態的な特徴,③心室の負荷,④心室中隔の解剖と異常について,心断層エコー図の特徴的所見を基に記載した.
先天性心疾患は単純な心内奇形から複雑な心内奇形まで多彩であるが,解剖学的な原則に忠実であれば,後天的な心疾患よりも病態を容易に判断することができる.たとえ複雑な心内奇形であっても,そのほとんどは心房中隔と心室中隔の異常の組み合わせであり,あとは大血管とその接合部の異常である.心断層エコー図はそれら解剖学的異常を簡単かつ明瞭に種々の方向から観察・評価することができる.本稿では,先天性心疾患の超音波検査を実施するに当たり,その基本的な考えかた—①心臓原器,②心臓各部の形態的な特徴,③心室の負荷,④心室中隔の解剖と異常について,心断層エコー図の特徴的所見を基に記載した.
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