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病気のはなし
原発性免疫不全症候群
著者: 河敬世1
所属機関: 1大阪大学医学部小児科
ページ範囲:P.194 - P.201
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原発性免疫不全症候群とは,免疫系そのものの異常により発症する免疫不全症の総称であり,易感染性に加え自己免疫疾患や悪性リンパ腫を併発しやすい.本症候群はリンパ球系の機能不全,食細胞機能不全,補体因子の欠損および機能不全に大別される.ルーチン検査でリンパ球数の著しい減少や低(あるいは異)γ-グロブリン血症,低補体血症として気づかれることが多い.
的確な診断と新しい治療法の開発により,近年その予後は著しく改善されつつある.
原発性免疫不全症候群とは,免疫系そのものの異常により発症する免疫不全症の総称であり,易感染性に加え自己免疫疾患や悪性リンパ腫を併発しやすい.本症候群はリンパ球系の機能不全,食細胞機能不全,補体因子の欠損および機能不全に大別される.ルーチン検査でリンパ球数の著しい減少や低(あるいは異)γ-グロブリン血症,低補体血症として気づかれることが多い.
的確な診断と新しい治療法の開発により,近年その予後は著しく改善されつつある.
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