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文献詳細

雑誌文献

検査と技術19巻3号

1991年03月発行

文献概要

けんさアラカルト

どんなデータが出たときにすぐ医師に知らせるべきか

著者: 森眞由美1

所属機関: 1東京都老人医療センター血液科

ページ範囲:P.202 - P.202

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 検査は,患者の疾患をいち早く見つけ治療する,また経過を追いつつ次の治療方針を立てるために行うものであることは,誰でも心得ていることです.当然,技師と医師は密接な関係を持ち,協力できるようにしておかねばなりません.どんなデータも医師に伝わらなければ,治療に結びつきません.ところで,しばしば技師と医師は相対をする場合もあるようです.これは,医師が時に無理な注文をすることから生じていることと思います.検査に対する医師の無知の場合もありますが,患者のことを考え,無理を承知でお願いすることも多いのです.コンピューターさえyes,noだけでないファジィ時代,よろしくお願いします.
 医師は検査を出す段階で,ある程度異常値を予想しています.しかし,まったく予想していないデータが出ることもあります.また1時間でも早く知りたいデータもあります.これらのデータが出た場合には,一刻も早く,どんな形ででも,受け持ちに知らせていただきたいとは,どの医師も願っていることです.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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