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技術講座 生理
循環器領域における超音波検査の進めかた—[3]虚血性心疾患
著者: 仲宗根出1
所属機関: 1国立循環器病センター生理機能検査部
ページ範囲:P.217 - P.222
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虚血性心疾患は,心筋の栄養血管である冠状動脈の狭窄や閉塞により,心筋の虚血や壊死を伴い,心筋の機能不全をきたすものである.超音波検査では胸骨傍-短軸断面や心尖,肋骨弓下アプローチにより心筋梗塞などによる壁運動異常部位の範囲を観察することにより,病変冠状動脈が推定可能である.またM-モード法やドプラ法により心機能低下に対するある程度の評価も可能である.今回は,超音波検査法による心筋壁異常運動部位の評価のためのアプローチ法と注意点について述べた.
虚血性心疾患は,心筋の栄養血管である冠状動脈の狭窄や閉塞により,心筋の虚血や壊死を伴い,心筋の機能不全をきたすものである.超音波検査では胸骨傍-短軸断面や心尖,肋骨弓下アプローチにより心筋梗塞などによる壁運動異常部位の範囲を観察することにより,病変冠状動脈が推定可能である.またM-モード法やドプラ法により心機能低下に対するある程度の評価も可能である.今回は,超音波検査法による心筋壁異常運動部位の評価のためのアプローチ法と注意点について述べた.
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