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技術講座 生理
循環器領域における超音波検査の進めかた—[4]心臓弁膜症
著者: 遠田栄一1 種村正1
所属機関: 1三井記念病院中央検査部
ページ範囲:P.345 - P.349
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心臓弁膜症の診断における超音波検査の役割は極めて大きい.特にドップラ法の登場で,従来の形態,動態診断に加えて心腔内の血流情報や圧情報も得られるようになったため,冠動脈病変を除外できる弁膜症においては心臓カテーテル検査を省略し,手術を施行しうるほどになってきている.しかし,超音波検査は検者の習熟度によって記録に大きな差が生じ(例えば弁口面積や血流表示範囲など),臨床上しばしば問題となることがある.このため,検者は本法の能力を最大限引き出せるよう基本的な操作や原理,各種手法の得失を理解しておくと同時に,弁膜症に対する知識の習得によりいっそう努力する必要がある.
心臓弁膜症の診断における超音波検査の役割は極めて大きい.特にドップラ法の登場で,従来の形態,動態診断に加えて心腔内の血流情報や圧情報も得られるようになったため,冠動脈病変を除外できる弁膜症においては心臓カテーテル検査を省略し,手術を施行しうるほどになってきている.しかし,超音波検査は検者の習熟度によって記録に大きな差が生じ(例えば弁口面積や血流表示範囲など),臨床上しばしば問題となることがある.このため,検者は本法の能力を最大限引き出せるよう基本的な操作や原理,各種手法の得失を理解しておくと同時に,弁膜症に対する知識の習得によりいっそう努力する必要がある.
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