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文献詳細

雑誌文献

検査と技術19巻4号

1991年04月発行

文献概要

トピックス

腫瘍性骨軟化症

著者: 正木尚彦1 藤原研司1

所属機関: 1東京大学医学部第一内科

ページ範囲:P.385 - P.387

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 腫瘍性骨軟化症(oncogenic osteomalacia)とは,成人および小児にみられる散発性・後天性の骨軟化症・クル病のうち,その原因が腫瘍によるもので,かつ,その切除によりビタミンD・リン代謝異常,骨病変が改善するものを指す.現在までに約60例の報告があり,原因腫瘍は骨もしくは軟部組織の中胚葉由来の良性腫瘍が大部分であるが,まれに前立腺癌などの悪性腫瘍もみられる.筆者らも肝硬変合併原発性肝癌での1症例を経験している1)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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