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文献詳細

雑誌文献

検査と技術19巻4号

1991年04月発行

文献概要

けんさ質問箱

Q 抗酸菌分離培地“工藤PD培地”での培地融解の原因とその対策

著者: 森伴雄1 S.N.

所属機関: 1三井記念病院中央検査部

ページ範囲:P.393 - P.395

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 抗酸菌の培養検査に“工藤PD培地”(日本ビー・シー・ジー)を使用していますが,培地融解が約1%の頻度で発生します.この現象はある特定の患者の喀痰で繰り返しみられ,私の経験した5例のうち4例からPseudomonas aernginosaが,1例からStaphylococcus aureusが検出されました.なお,前処理法は,普通の喀痰の場合には検査材料と4%水酸化ナトリウム(NaOH)液とが1:1の割合に,極端に膿性で粘稠度が高い喀痰では1:3の割合に加え,30分間放置後に駒込ピペットで2滴(O.1ml)ずつ培地に滴下し,培養8週間後に最終判定しています.この培地融解の原因とその対策について教えてください.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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