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文献詳細

雑誌文献

検査と技術19巻5号

1991年05月発行

文献概要

病気のはなし

自己免疫性溶血性貧血

著者: 小峰光博1

所属機関: 1昭和大学藤が丘病院血液内科

ページ範囲:P.404 - P.412

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サマリー
 自己免疫性溶血性貧血は,自己赤血球膜上の抗原に対して生じた自己抗体によって赤血球が傷害されて起こる一群の溶血性貧血である.赤血球のみが持つ特有の抗原に対する抗体が原因となるので,異常は赤血球に限ってみられ,他の細胞や臓器系に障害は及ばない.したがって,自己免疫疾患の中でも臓器特異性の最も顕著な病型として理解されている.本症の診断は決して難しくなく,また患者の臨床管理には臨床検査の占める役割が極めて大きい.ここでは,自己免疫性溶血性貧血の病態発生,臨床像,診断,治療,予後などについて概説した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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