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文献詳細

雑誌文献

検査と技術19巻5号

1991年05月発行

文献概要

技術講座 生化学

エラスターゼ1の検査

著者: 中島公雄1

所属機関: 1横須賀共済病院中央検査科

ページ範囲:P.423 - P.427

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サマリー
 蛋白分解酵素阻害物質の存在のために酵素学的測定法が困難であった血中エラスターゼ1やトリプシンのような血清膵酵素の測定が,その免疫学的活性に着目し,酵素蛋白量としての測定法であるRIA法で可能となった.
 急性膵炎および慢性再発性膵炎では発症の初期であれば各血清膵酵素とも異常高値を示すが,採血の時期により正常化してしまうものがみられる.その点,長期間異常を示すエラスターゼ1の有用性は高い.慢性膵炎での異常値を示す率は高く,そのスクリーニング検査としても有用性は高い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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