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技術講座 血液
非特異的エステラーゼ染色
著者: 長井一浩1 朝長万左男1
所属機関: 1長崎大学医学部附属原爆後障害医療研究施設内科
ページ範囲:P.428 - P.432
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非特異的エステラーゼ(NSE)はヒトの血液細胞では単球,顆粒球,リンパ球といった白血球および血小板,巨核球などに存在しており,それぞれ異なるアイソエンザイムの分布を示す.適切な基質,至適なpHや反応時間を設定したうえで酵素活性を細胞化学的に証明することによって,血球のタイプを鑑別することができる.主に急性白血病の病型分類において重要な方法となるNSE染色の原理,実際,臨床応用について解説した.
非特異的エステラーゼ(NSE)はヒトの血液細胞では単球,顆粒球,リンパ球といった白血球および血小板,巨核球などに存在しており,それぞれ異なるアイソエンザイムの分布を示す.適切な基質,至適なpHや反応時間を設定したうえで酵素活性を細胞化学的に証明することによって,血球のタイプを鑑別することができる.主に急性白血病の病型分類において重要な方法となるNSE染色の原理,実際,臨床応用について解説した.
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