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文献詳細

雑誌文献

検査と技術19巻5号

1991年05月発行

文献概要

検査ファイル

項目●総鉄結合能,トランスフェリン,血清フェリチン

著者: 内田立身1

所属機関: 1高松赤十字病院第1内科

ページ範囲:P.469 - P.471

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[1]総鉄結合能(total iron binding capacity;TIBC)
 a.概要と検査法の種類
 血清中の鉄は血清蛋白のβ1-グロブリンに属するトランスフェリン(Tf)に結合して運搬される.Tf 1分子は2原子の鉄と結合するが,正常では全Tfの1/3が鉄と飽和しており,2/3が不飽和の状態である.総鉄結合能(TIBC)は,血清単位容積当たりの鉄を結合する総能力を呼んでいる.TIBCのほか血清鉄,不飽和鉄結合能(UIBC)が測定され,次の関係がある.
 血清鉄+UIBC=TIBC

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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