文献詳細
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文献概要
はじめに
近年,内視鏡検査などの発達・普及による生検材料の増加,手術材料の取扱規約に即した検索の精密化,あるいは細胞診の普及などにより,病理検体数が年々増加している.また,免疫組織化学検査や電子顕微鏡による検索なども日常化し,さらにはpolymerase chain reaction法(PCR法)やin situ hybridizationなどの技術の発達によるウイルスの検出や癌遺伝子の分析も可能になりつつあり,検査内容が詳細かつ多様になってきている.しかしながら,技師の員数は必ずしもそれに比例していない.そこで,種々の自動装置が省力化を主たる目的とし開発・改良されてきた.本稿では,その一つ,自動封入装置について概説する.
近年,内視鏡検査などの発達・普及による生検材料の増加,手術材料の取扱規約に即した検索の精密化,あるいは細胞診の普及などにより,病理検体数が年々増加している.また,免疫組織化学検査や電子顕微鏡による検索なども日常化し,さらにはpolymerase chain reaction法(PCR法)やin situ hybridizationなどの技術の発達によるウイルスの検出や癌遺伝子の分析も可能になりつつあり,検査内容が詳細かつ多様になってきている.しかしながら,技師の員数は必ずしもそれに比例していない.そこで,種々の自動装置が省力化を主たる目的とし開発・改良されてきた.本稿では,その一つ,自動封入装置について概説する.
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