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文献詳細

雑誌文献

検査と技術19巻5号

1991年05月発行

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トピックス

骨髄巨核球のマーカー

著者: 丹下剛1

所属機関: 1東京大学医学部病理学教室

ページ範囲:P.485 - P.487

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はじめに
 近年,Breton-Goriusが血小板ペルオシキダーゼ(platelet peroxidase;PPO)の検出方法を開発して以来,巨核芽球の同定ができるようになった1).その後,血小板糖蛋白(glycoprotein;GP)に対するモノクローナル抗体が作製され2),現在はいくつかの種類の抗体が市販されている.最近,研究,検査,診断など,いろいろの分野で巨核球を同定する必要に迫られる機会が多いと思われるので,以下,骨髄巨核球のマーカーにどのようなものがあるか,またヒトおよび動物骨髄の塗抹標本および組織切片において,あるいは白血病の末梢血液細胞のフローサイトメトリーにおいて,さらには株化細胞あるいは骨髄細胞の培養において巨核球を同定するときの,それらの有用性と問題点を説明したい.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1375

印刷版ISSN:0301-2611

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