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肺末梢領域の画像解析装置による組織計測
著者: 大坪浩一郎1
所属機関: 1東京都老人総合研究所病態老化研究系臨床病理研究部門
ページ範囲:P.526 - P.526
文献購入ページに移動 肺胞組織の形態計測をフランスのNachet Vision社製イメージ・プロセッサーNS 15000により,数理形態学の像変換および像検出機能を駆使して行った.肺胞壁および毛細血管壁の不明瞭な境界線(図1)も通常このシステムでの画像検出で使われるthresholding(グレーレベルを数値化する)のみでなく,valley変換(周囲と比較して最も暗い部分を谷の線として検出する),gradient変換(隣接部分とのグレーレベルの差を検出して2値化する),skeleton(2値化した像の中心線を求める)などの像浄化の諸機能を用いて自動的に検出できた.ここに示す画像は28か月齢のラット肺の肺胞壁,毛細血管,肺胞腔など各構成分を検出するものである.
肺は右心室から灌流固定し,エポン包埋後1μmに薄切し,トルイジンブルー染色を施した.
肺は右心室から灌流固定し,エポン包埋後1μmに薄切し,トルイジンブルー染色を施した.
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